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デザインの仕上げにチェックしたい!紙面の「重心」は大丈夫?

こんばんは〜TAKAです。フリーでデザイナーやってます。

今月はずっとチラシの制作ばかりしているのですが、仕上げ前にどういうチェックをすればより良い紙面に仕上がのるかって難しいですよね。

デザインは意識するべき要素が多いから、出来上がった後に

「これでオッケーだ!!」

と思っても何か重要な要素が抜け落ちてないか心配になります。

グラフィックツールで制作に取り掛かる前に、ちゃんとラフ作成の段階で考慮すべきデザインの要素を盛り込んで入れば問題ないのですが、意外と難しいですよね。

そんな時に、仕上げ前にチェックしておきたい重要な点をひとつご紹介したいと思います!

それは紙面の「重心」です。

要素の重さとバランス

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デザイン要素にはそれぞれ「重さ」があります。

紙面のバランスを整えるには、配置される要素の「重さ」を考えることが大切です。

「重さ」は文字、写真、図版、色面の濃度差に置き換えて考えることができます。

上の図をみてください。

左の円は濃い黒、右の円は薄い黒でできています。

二つを天秤に乗せた時、上のような配置でバランスが取れていることがイメージできると思います。

これは、二つの図形の濃度差を人間が認知しているためです。

濃度や密度の高いものは重くなり、低いものは軽くなります。

文字は太くしたり、字間を詰めたりするほど密度が高くなるため、重く感じます。

写真や色面は、背景とのコントラストが大きいほど重く感じます。

また、同じ大きさの文字や写真でも色が濃いほど重く、薄いほど軽く感じます。

チラシなどのグラフィックデザインでは、こういった「重さ」を意識することによって紙面のバランスや読者の視線をコントロールすることができます。

以下の図はいずれも重心を中央に寄せた例です。

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左の図は、同じ重さの要素を対角線上に配置することで重心を中央に寄せています。

真ん中は、中央揃えで全ての要素を配置しているため、左右の重心が中央に来ています。

右の図は、要素の大きさは異なるものの、暗い色と淡い色の組み合わせによって重心を中央に設定しています。要素の「重さ」は色の濃淡で変わることを示していますね。

この方法を使うと、簡単に紙面に強弱をつけることができるため、グラフィックデザインではよく利用されています。

重心のとり方

さて、(上)と(下)のデザインではどちらの方がバランスの取れた配置になっているでしょうか?

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出典:https://markezine.jp/article/detail/22796
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出典:https://markezine.jp/article/detail/22796

正解は(上)のデザインです。

(上)のデザインは、対角線上にある要素の重さが釣り合うように配置されているためバランスのとれた安定感のある紙面になっています。

実際に対角線を引いてみるとわかりやすいですね。

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出典:https://markezine.jp/article/detail/22796

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、重心を中央に寄せるデザインの例をご紹介しましたが、必ずしも重心を紙面の中心に設定する必要はありません。

あえて、重心を右下や左下に置くことによって視線を誘導するテクニックもあります。

デザインの目的によって最適な伝え方は異なるので、場面に応じて重心の置く位置を工夫してみてください!

また、デザインの仕上げにもう一度紙面を俯瞰し、重心を確認することによって思わぬ修正点を洗い出すことができる場合もあります。

ぜひ、見た目のバランスを重心の位置でチェックしてみてください!

今日はここまで

バイバーイ