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そのデザインちょっと待った!もしかして和文書体で欧文文字を使っていませんか?

先日、自分が作成したチケットのデザインを見直してみたところ、

キャッチコピーに使用していた欧文書体に違和感を覚えました。

文字はしっかり読めるのですが、文字の間隔や形がいつも見ているデザインと異なっていたのです。

原因を調べてみると、僕が使っていたのは和文書体にあらかじめ組み込まれている欧文書体(従属欧文)でした。

 

基本的に従属欧文は避ける

従属欧文は既存の欧文書体をベースに和文書体に合うようデザインされていることが多く、中には本来の欧文書体のデザインから外れたものもあります。

以下の図を見てください。

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上の書体は「MSゴシック」で下は「Gill Sans」です。

二つのデザインを比べてみると、字間に違いがあることがわかります。

下の欧文書体は、文字に合わせて文字幅が設定されているため整った印象を受けます。

一方、上の従属欧文は文字幅がどれも同じであるため字間がバラバラです。

このように文字幅の情報をあらかじめ設定されている書体を「プロポーショナルフォント」といい、文字幅が均等な書体を「等幅フォント」といいます。

欧文書体に等幅フォントを使用すると可読性が下がるため、特段の理由がない限りプロポーショナル書体を使うようにしましょう。

【例外】プロポーショナルな和文書体

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出典:https://industry.ricoh.com/font/knowledge/mail/20050511.html

最初に例で示した図には、「MSゴシック」を使用しましたが同じような書体に「MS Pゴシック」というものがあります。

察しのいい方はお分かりかもしれませんが、このPは”プロポーショナル”のPです。

MS Pゴシックの他にも最近では和欧混植で使用される書体のデザインを元にした従属欧文も多く発表されています。

そのような書体であれば使用しても違和感はありませんが、やはりフォントの設計思想として美しさは重視せずに作られているため、

基本的には和文は和文書体、欧文は欧文書体を使用するようにしましょう。

和文と欧文の組み合わせ

さて、和文と欧文を組み合わせるときに注意すべき点があります。

それは、文字の大きさです。

一般的に欧文書体は和文書体よりも一回り小さく設計されているものが多いため、和文と欧文を組み合わせる時は同じ大きさに見えるよう調整する必要があります。

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出典:http://webra-design.com/archives/30664033-2.html

また、欧文書体は少し上部に上がって見えるため、和文書体と同じ高さになるようベースラインを少し下げる必要もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今日は和文と欧文の組み合わせについての基本知識と注意点についてご紹介しました。

プロポーショナルな和文書体を使用していたため普段デザインをしていても気がつかなかった方もいると思いますが、基本的には和文は和文書体、欧文は欧文書体を使うよう心がけましょう。

デザイナーがMS Pゴシックを使わない理由について面白い記事もあるのでよかったら見てみてください!

news.mynavi.jp

今日はここまで

バイバーイ