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【フォントの歴史】セリフ体の代表格 Garamond

こんばんは、TAKAです。

今日も引き続き、とあるフォントの歴史について紹介したいと思います!

昨日はサンセリフ体(グロテスク体)の代表格、Helvetice(ヘルベチカ)を紹介しました。

今回はセリフ体(ローマン体)の代表格、Garamond(ギャラモン)についてです!

 

Garamondってなに?

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Garamondは16世紀にフランスのタイプデザイナー、

クロード・ギャラモン(Claude Garamond)によって作られた書体です。

当時は文化運動が盛んだったルネサンス期。

ルネサンスの文化的な背景を反映したフランスらしい優雅さと洗練さを併せ持つのが特徴的です。

セリフ体という全体的な総称の代表格として語られることの多いGaramondですが、正確にはオールド・ローマンを代表する書体です。

15世紀後半にイタリアのヴェネチアではヴェネチアン・ローマンが誕生し、

その20年後、ヴェネチアン・ローマンの影響を受けて誕生したのがオールド・ローマンです。

ローマン体の歴史的な流れについて知りたい方はこちらも見てみてください!

Garamondには2種類ある?

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実はギャラモンという書体には「オリジナルギャラモン」と「ジャノン系ギャラモン」という2種類が存在します。

なぜ2種類のギャラモンが広まったのでしょうか?

それにはギャラモンが完成し、広まっていく歴史的な流れが関係しています。

ギャラモンが初めて作られたのが1530年から1545年の間。

活字彫刻師として自身の工房で働いていたクロード・ギャラモンが作り上げ、その後1561年に息を引き取りました。

その後、ギャラモン活字は工房から売却され、世界各地に広まっていきました。

18世紀になり、気づけばギャラモンはフランスで広く浸透していたのですが、実は当時広まっていた書体はクロード・ギャラモンによって作られたオリジナル書体ではないことが判明。

書体が広まり分散していく中で、異なる形状の活字になってしまったんですね。

調べてみると、当時普及していた書体はスイス人のジャン・ジャノン(Jean Jannon)が作ったものであると判明しました。

ジャン・ジャノンが生きていたのが1580年~1658年です。

クロードが亡くなった後に、彼によってアレンジされ、広まったのかもしれません。

そうしてギャラモン書体は二つに分類され、今では数多くの人に使われています。

ちなみに、、

オリジナル・ギャラモンを代表する書体いはAdobe社が復刻した「Adobe Garamond Pro」(写真下)があります。

ジャノン系ギャラモンにはMonotype社の「GARAMOND」(写真上)が有名です。

Appleのメインフォントに使われていた

実は、1984年の初代Macではメインフォントには「Apple Garamond」という書体でギャラモンが採用されています。

以降18年間に渡って採用され続け、スティーブ・ジョブズ復帰後の有名なキャンペーンThink differentでも使用されています!

このCMすごく印象的で、一時期何度も見ていました!

www.youtube.com

まとめ

今日はセリフ体の有名書体Garamond(ギャラモン)を紹介しました。

タイポグラフィの歴史は調べれば調べるほど、奥が深くてすごく興味深いですよね。

可読性に優れ、繊細さや高級感を出すことができるセリフ体は僕もデザインをする上でよく使用します。

フォントごとに色や雰囲気が違うので、今度は違う種類のセリフ体を紹介できればと思います!

今日はここまで

バイバーイ